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顧問〜伊藤勉先生

この度、九里学園同窓会ホームページを開くことになり、そこに「俳句」のコーナーナーを設けることになった。ついては、私にその手伝いをとのお話がありました。

しかし、パソコンをワープロ代りにしか使えない自分には到底無理な話です。でも、私が機械を扱うのではなく、同窓生の皆さんから寄せられた俳句の整理を手伝うだけでよいとのこと。それならばと安心して引き受けた次第です。

※伊藤勉先生は昭和35年から平成8年まで、本校の国語科の教員として教鞭をとっておられました。


俳句コーナーは伝言板です

私なりに「俳句コーナー」の役割を考えてみました。勿論、作品の優劣を競う場でも、俳句指導の場でもありません。皆さんの出会いの場、交流の場でなくてはなりません。

芭蕉の時代から俳句は「挨拶(あいさつ)・滑稽(こっけい)・即興(そっきょう)」などが大切なものとして伝えられてきました。皆さんが投句(俳句を応募されること)なさることは、ご挨拶されたり、近況報告されることになるのです。つまり、発信です。

例えば、私は先月町内会の敬老会に喜寿ということで招待されました。その席で百寿の大先輩が万歳三唱の音頭を元気よくなされたのには、びっくりしました。
そこで「喜寿の吾 まだまだ小僧 敬老会」。

また、今年の米沢は、水害も地震の被害も、気遣われた台風の被害もなく、豊な実りの秋を迎えました。

それを「吾妻嶺を 風の砦に 豊の秋」、また、先日は水墨画の仲間と宮城県の小原温泉にスケッチ旅行と洒落てみました。渓流沿いの露天風呂につかり、「湯煙や
紅葉の山 谷こだま」という句を作りました。

どれも拙い句ですが、言わば「元気でいますよ」「楽しく暮していますよ」という挨拶であり、近況報告です。

同じ青春の一時期を過ごした同窓生の皆さんが、互いに発信し合える楽しい広場を創って欲しいと思います。


俳句の約束ごと

1)五・七・五の基本をなるべく守ること。もちろん、すこしの字余りや、句またがりは結構です。

2)季語(季節を表すことば)を入れること。興味のある方は書店で「歳時記」または「季寄せ」を購入されると良い。

3)文語・旧かなづかいと口語・新かなづかいを一緒にしないこと。つまり、一句の中に、文語と口語をまぜない。ただし、会話の引用など特別の場合は除きます。

※俳句の世界には流派や指導者によって種々の約束ごとを定めている所がありますが、この「俳句コーナー」は見たこと、感動したこと、知らせたいことを、五・七・五のリズムにのせて自由に詠んでください。


投句先や方法

投句は携帯電話またはパソコンからのメール、封書やはがきFAXなどどのような形式でも結構です。

■メールあて先
 dousou@tw.kunori-h.ed.jp

■封書・はがき
 〒992−0039 米沢市門東町1丁目1−72 九里学園同窓会事務局
 ※郵送料については同窓生の皆様にご負担をお願いします

■FAX 0238−22−0092

■持参の場合は九里学園高等学校事務室にお願いします

※投句の際には、「卒業年度・クラス番号・担任名」「氏名:旧姓名」もお願いします。なお、ホームページ掲載の際には(氏名・卒業年度)でいたします。

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開設日 2008.10.30
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