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▼開館15周年記念展【山形・天童 × 広重・浮世絵】

開館15周年記念展【山形・天童 × 広重・浮世絵】/
このたび、おかげさまで開館から15周年を迎えることができました。
そこで10月の企画展は、開館15周年を記念し【山形・天童 × 広重・浮世絵】と題し、山形や天童にゆかりの作品を展示いたします。
「なんで天童に広重美術館があるんだろう?」そんな疑問をお持ちの方にもおススメです。

ちなみに写真の中の作品は、初代広重が描いた出羽国(山形)の月山と最上川です。
浮世絵ってむずかしそうと思っている方でも、こうして見慣れた風景が描かれていると見やすいのではないでしょうか。ほかに、山形市街地や酒田、米沢の風景も展示されます。

ぜひこの機会にご覧ください。



開館15周年記念展【山形・天童 × 広重・浮世絵】

会期 9月28日(金)〜10月29日(月)

 初代歌川広重(1797〜1858)は、四季折々の美しい日本の名所絵を数多く手がけ、今なお人々に愛されている浮世絵師です。幕末、広重は天童織田藩の依頼を受けて大量の肉筆画を描ました。現在その作品群は“天童広重”と呼ばれています。また同時期には、山形藩の版元・崑崙堂(北条忠兵衛)からも錦絵や絵暦(正月引札)などが出版されています。江戸で活躍した広重と地方との意外な繋がりはこれまで部分的には知られるものの、詳細については未だ謎が多く残っています。
 当館の開館15周年を記念して開催する本展では、肉筆画依頼のきっかけとされる狂歌を通じた天童藩士や藩医・田野文仲らとの人物交流を紐解き、天童と広重の関係に焦点を当てるとともに、広重以外の絵師の作品も交え、江戸後期から明治時代にかけて浮世絵に描かれた山形の風景を紹介します。また、広重と山形の絵師や版元との関連性にも注目しながら、知られざる広重の一面を探り、新たな魅力に迫ります。
2012/09/24 20:00 (C) 広重美術館
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