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▼【開催中】酒田の文化財と茶道具名宝展

【開催中】酒田の文化財と茶道具名宝展/

新年度最初の展覧会「酒田の文化財と茶道具名宝展」が始まりました。

 

北前船の寄港地として栄えた酒田には、全国各地から流行物や美術品が伝わっています。そうした地域性から、江戸期以降も美術や歴史に対する嗜好は強く、数多くの美術品や史料が先人たちの熱意によって伝来されてきました。その中でも、特に貴重な品は国や県、酒田市の指定文化財となっています。

 

展覧会場一階では、本間美術館が所蔵する国・県・市指定文化財を展示しています。展覧会は前期と後期に分かれており、絵画と書は全て入れ替わります。

 

 

重要美術品 紺帋金銀字金剛頂説文殊五字勝相  平安時代(12世紀)

 

 

県指定文化財 魚籃観音花鳥図 章経  15〜16世紀

 

県指定文化財 蕪村自筆句稿貼交屏風 呉春画  江戸時代中期(18世紀)

 

 

市指定文化財 高麗青磁蒲柳水禽文浄瓶  高麗時代(14世紀)

 

 

「学芸員おすすめの逸品」という特別コーナーを設けました。

指定文化財ではありませんが、皆さんにぜひご覧いただきたい、美しく、珍しく、面白い作品をご紹介します。こちらは前期と後期で全て入れ替わります。

 

太刀 無銘(月山) 室町時代(15世紀)

 

高麗青磁瓜形水注  高麗時代(14世紀)

 

柿右衛門 色絵鳳凰草花文八角鉢  江戸時代前期(17世紀)

 

 

また、藩主酒井侯がお茶に傾倒していたことや、隣県の秋田から玉川遠州流が伝授されたことにより、酒田では古くから茶道が盛んでした。

文化財には、藩主や茶人たちが珍重した茶道具や茶掛物も多く見られます。

 

二階展示室では、指定文化財を含む、本間家ゆかりの茶道具名品を展示しています。

 

 

本展では、当館が所蔵する貴重な指定文化財と、本間家が藩主より拝領した茶道具の名品をご紹介します。

日本遺産『荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜』の構成文化財でもある「鶴舞園」と共に、酒田の文化と歴史、日本をはじめとする東洋美術の粋をお楽しみ下さい。

 

※前期展:4月8日〜5月9日 / 後期展:5月10日〜6月5日

 


2018/04/10 13:34 (C) 本間美術館ブログ
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