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▼GPS鉄>いなほ12号

GPS鉄>いなほ12号/
先日乗車の「あいづ」号に続いて、本線系の485系を確認したいと思い、「いなほ」号にてデータアップしてみました。

乗車区間は余目〜豊栄。出来ればもっと長い区間を確認したかったのですが、米坂線からの接続、費用を抑える為に羽越線下りは各駅停車で行ける所まで行って折り返す、そして特急券を150km圏に抑える(わずかな距離で200km圏にしたくなかった)関係で、このような中途半端な区間になっています。

「いなほ」号自体は今までにも何度か乗車しており、「えちごワンデーパス」での新潟方面への「ちいたび」の帰りに新潟〜坂町間でPSPでのデータアップも試みていますが、窓際に座れなかったりでいいデータが得られていませんでした。
過去には坂町〜秋田での乗車経験もあるのですが、その頃はGPS等持っていませんでしたし・・・

という訳で、速度データです。

2008/09/13 23:51 (C) JR7CWK'sぶろぐ

▼GPS鉄>羽越線時短に向けて

羽越線でのデータアップはGPS入手時から課題にしていました
というのは・・・
庄内エリアの対首都圏交通対策として、「つばさ」を新庄から延伸するのか、羽越線を改善するのかいろいろ検討がなされておりましたが、「つばさ」の延伸は費用面で困難という結論が見えてきた今、羽越線側はどうなの?という事で、実態を確認しておきたかったからです。

今回取ったデータで見えてきた事をいくつか・・・

・高速可能な区間は現状多くはないようです。
 これは「つばさ」が走る「山形線」でもそうなのですが、高速走行可能なのは平野部のみのようで、100km/hに満たない区間が結構長くあります。
 特に沿岸部は、地形の関係かカーブが多く速度制限が多いようです。
 今回データアップしたのは上り線で、トンネル化により直線化されている区間が下り線よりも多いにもかかわらずです。

・駅通過時に減速を余儀なくされている。
 駅構内の配線の関係でポイントを渡る関係で減速が必要になっているようです。
 これは改良前の典型的な例かと思います。

 485系の最高速度120km/hを生かせるはずの区間でさえ、次の駅進入に備え速度が上げられない区間もあるようです。

 この2点の事から、車両の性能を上げて最高速度を上げただけでは大きな時短効果が得られないように思われました。
2008/09/14 00:01

▼GPS鉄>羽越線改善案

GPS鉄>羽越線改善案/
このデータを踏まえての改善案。

 ・速度が低い区間を重点的に線形改善する。
  ただし地形的に改善が厳しい区間もあるでしょうし、線形改善はかかる費用も大きくなりがちで、なかなか難しい面があるとは思います。

  →線形の悪い区間でも速度をあまり落とさず通過可能な「振り子車」とする。
  実際・・・「つばさ」の在来線区間の表定速度(平均速度)より速い「振り子車」はいくつもあります。


 ・速度が高い区間での駅通過の為の減速は大きなロスになるので、
 このような区間は速度を落とさずに通過可能な「1線スルー化」を図る。

  例)村上〜坂町(グラフ参照)
    岩船町:現状 減速〜加速で約160秒,約3500m要している。
        改善後 120km/h走行で約105秒,130km/h走行で約97秒で通過。
    平林: 現状 減速〜加速で約120秒,約2600m要している。
        改善後 120km/h走行で約78秒,130km/h走行で約72秒で通過。

  このように高速走行可能な区間では1駅あたり1分前後の短縮が見込めます。
  (余目〜豊栄間で対象は7駅?)
  さらには駅間で最高速度まで上げられなかった制約が無くなり、(わずかですが)さらなる時短が見込めるものと思います。これは最高速度を130km/hに上げる際に時短効果が大きいはず。

  なお停車駅については、どうせ速度を落とさないといけませんから費用をかけてまで1線スルー化の必要はないでしょう。


  なお・・・今回は現状の速度データを元にどの程度の時短が見込めるか、という検討のみです。
 実際には、改善の為の費用捻出方法や、工事に伴う「運休」区間発生時の代替交通対策等、大きな課題がある事はいうまでもありません。
2008/09/14 00:06

▼GPS鉄>羽越線改善案 訂正

よくよく調べましたら、平林駅の前後は、単線と複線。

下り線はポイントが直線で、「1線スルー」になっているようですね。
という事は上り線は減速せざるを得ないようです。

他にもこのような駅が無いか確認が必要です。
2008/09/27 23:32:cwk
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