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▼ホピの予言と法話

ホピの予言と法話/
「西部警察」の脚色や
「ムーミン」「あしたのジョー」の
シナリオなどでも知られる宮田雪監督のドキュメンタリー映画
「ホピの予言」を観てきました。
http://hoshimeguri.com/landandlife/

ネイティブアメリカンの暮らしを紹介する
民族的要素がメインに
なっているのかなと思っていましたが
(もちろんホピ族からの教えが要ではありますが)、

アメリカ南西部
(ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ、コロラド)の州が
ひとつに交差しているフォー・コーナーズが
核開発の場所となり、
やがて巨大な核廃棄物の
処理場に変貌してしまった問題が取り上げられています。

核兵器、原子力発電など
核開発のためのウラン鉱石が採掘され、
破棄物がそのまま放置され、
それによっておきはじめた被爆の被害。
コロラドでは廃棄物の鉱石が
建築の材料に使われていたという
驚愕的な場面もでてきました。

そして日本の原子力発電の燃料の何パーセントと
ヒロシマ・ナガサキの原爆も、
この聖地から採られたウランが使われていたそうです。

第二次世界大戦の勝利によって
「この核爆弾が神の采配によって使われることをー」と
スピーチするアメリカと、
原爆投下によって全身火傷をおった日本の子どもたちの姿。

私たちが目指す世界って何だろう。
犠牲のない平和はないのだろうか。
地球人は戦いと搾取をあとどのくらい繰り返していくだろう。

ホピ族の祖先はこれらの出来事を予言し、
先の世界をどう選択すべきかー。
映像の中で石版に刻まれたメッセージを解読しています。

「石油や鉱物は地球の内臓です。
 人間が内臓を取り出したら死んでしまうように
 地球の内臓を取り出してしまったら同じことが起こります。」
というような言葉も印象的でした。


その後に行われた飛騨千光寺住職、
日本スピリチュアルケア学会理事の大下大圓師による
こころの法話、活動紹介も興味深かったです。

住職のかたわら医療、福祉、教育の現場で
傾聴や瞑想の専門家として従事されているそうで、
驚いたのは現代医療の中でチームの一員として
病気の方々に寄り添っているということ。
アメリカなどでは牧師さんがケアにあたっているけど、
お坊さん=お葬式のイメージがあるので、
日本でもそういうことが可能になっていることが
目からウロコでした。
しかも1つの宗教をツールにしたケアではなく、
スピリチュアルケアというところに
またまたびっくり。
この部分についてや
瞑想に関する臨床の結果などは、
瞑想会のときなど、
機会をみつけてお話できたらいいなと思います。

故人が生きている間に
聞いてほしかった法話だったり、
心理ケアだったり、
山形で活動している方々の
歯がゆい思いを聞くこともあったので、
現代医療と代替医療が手をつなぐのは
無理なことなのかなーと思っていましたが、
日本の中にもちゃんと希望がありました(^^)
山形にもそうした日がきたらいいな、
と祈っています。

イベントの最後は遠藤園子さんによる
クリスタルボウルの演奏、
大下住職の読経とのコラボを聴きながらの
瞑想も体験させていただきました。


*画像はカンボジアのアンコールワットで撮影したもの。
女神さんがたくさんいました。
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