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▼中津川岩倉神社の獅子頭再調査

中津川岩倉神社の獅子頭再調査/
早いもので6月も後半である。

27日、朝一番今泉の稲荷神社を取材を終え、獅子宿で蕎麦打ちを済ませ出直し、午後から飯豊町中津川

岩倉神社に駆けつけた。

修復を完了した仁王像二体を搬入し、入魂式と修復を依頼された岡田氏の修復の報告講演もあるらしい。

神社が開くので担当の飯豊町教育委員会の高橋氏の計らいで、神社の獅子頭を拝見することが出来た。







一昨年例祭に訪れ、宮司さんにお願いして拝見したのは、最近購入したという宇津権九郎型の二頭だった。


宮司さんも古い獅子頭の存在を知らなかったのかも知れない。



古い獅子頭を明るい拝殿の外に運び、ホコリを払っていると、氏子さん達が珍しがっているので、獅子頭は人

の目に触れず長い時を経てきたのだろう。まさに眠れる獅子を呼び起こしている瞬間である。





高橋氏から獅子頭の写真を見せてもらって、直ぐ高畠の高房神社で見た「柳 亢(こう)右衛門」の獅子頭

と重なった。その他に類似した獅子頭は米沢市六郷の西藤泉 大雷神社、南陽市宮崎観音、川西町堀金證誠寺

で確認している。









特徴として耳の作り方が面白い。ホゾを彫って差しこんで固定する方法は他に類を見ない。

眼の輪郭を彫刻し、歯茎も細かく鼻の作り方も独特な個性ある木鼻の獅子を思わせる様な獅子頭を残している。

獅子頭を見ると脳天と両方の耳の下の部分、小鼻、まぶた等に付け加えた部分が剥離して平面になってしまってい

る。木地取の仕方が仏像制作の様な繊細で、模刻したような作り方である。頭に焼き付けたイメージを木塊から

彫り出すような作り方ではないようだ。










柳 亢右衛門流の特徴の一つとして、眉の髭を黒や朱で線描している点である。

特に保存状態の良い高畠高房神社の獅子頭にはっきり見られ、岩倉神社の獅子にも確認出来る。





獅子頭内部の脳天の裏の部分に擦れた部分が明るく浮き上がって見える。

さらに顎の薄い角材の軸棒の中央は薄汚れ、歯型で傷が付いていて獅子頭を被っていた痕跡である。

幕を付けて神楽舞の様に一人、もしくは二人で舞っていたのではないだろうか。

今回、幕の確認は行なっていないので再確認したい。拝殿右側の仏像が安置されている場所に残されているか

も知れない。高房神社の獅子頭には幕の後ろを細く縫製した独特の尻尾が付いていた。獅子幕は黒と紺のツー

トンで小国町白子神社や西大塚八幡神社の獅子幕に用いられている。










盒胸瓩隼盪卞を検分しながら帰り小屋の栂峯神社と羽黒神社を見に行く話を、仁王像を見に訪れた女性が

聞いていて「私、小屋に住んでいるからご案内しましょう」・・という話になり、お言葉に甘えて

軽トラ二台で岩倉神社から20分程の小屋集落で向かう事になった。旦那さんが丁度、羽黒神社拝殿の床を

工事する事になり鍵を預かってるという事だ。獅子が見てくれと呼んでいるのだと感じた。


なんと女性は以前「ヘムロック」というレストハウスだった山小屋の住人で、福島川内村から移住して来たの

だという。言葉が標準語でノリの良さから地元以外の方だろうと察していたのでヤハリである。

奥さんが岩倉神社に講演出席するため戻り、今度は旦那さんが神社の案内役をかって出て戴いた。

バンダナを被って白ヒゲの渋い工芸家風である。







元ヘムロック宅から五分ほどで栂峯神社に訪れる。鍵が掛かっているので場所だけ確認し、例祭日に

再調査である。30年以前この小屋集落に昭和の獅子彫り名人 渡部 亨(とおる)氏が住んでいて

栂峯神社の獅子頭を修理した事が獅子堀を始めるきっかけになったという。その獅子頭を是非見たい

のである。










小屋の羽黒神社の獅子頭の有無については一切情報不詳である。羽黒神社に訪れてみると境内は草が

生い茂り管理の手が追いつかない様子。神社の内部も拝見したが獅子頭は確認出来なかったが、神殿の

木鼻の獅子とぞうの彫刻は立派だった。神社の側に寺が有り、そちらに管理されている可能性もある。







最近、案内して戴いた白ヒゲの方の紹介で、神社の側の古民家を購入した面白い方が民家を

手作りで再生して居るが会って見るかという話になり、早速その民家に訪れた。

玄関に入ると両耳の丸い、懐こいニャンコがすり寄ってきた。可哀想に火事で火傷してしまったらしい。

工事中の部屋の奥からこの家の主人が出てきた。





オォォォーこちらは、あご髭50cmもあろうか若い仙人の様な御仁が現れた。

白ヒゲと長ヒゲ・・私は無精ヒゲの三人が居間でお茶をすすり談笑する事になった。






長ヒゲの主人は自由人。今はこの古民家を気ままに手直し改造してユートピアを描いているのだという。

朽ちつつある築200年の家が彼のセンスで蘇ろうとしている。






来客も芸術家や音楽家、ナチュラリストなど類は類を呼ぶとか・・。

自然溢れ、最近では自然に人が押され埋もれてしまいそうな小屋の集落に何かが始まろうとしている

気配を感じた。

きっと、岩倉神社の古い眠れる獅子が引き会わせてくれたのだろう。













                                           
2018/06/28 08:45 (C) 獅子宿燻亭7

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