ヤマガタンver9 > さくらんぼの花

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▼さくらんぼの花

さくらんぼの花/

 今季の山形は気温が高かった影響で、平年より開花時期が早まり霜害(そうがい)に遭いやすく、栽培管理の徹底が県から出ています。

 残念なことに昨日の県内ニュースで、さくらんぼの他りんごや柿などの果樹に、雌しべが枯死する霜害が各地で確認され危機感が強まっています。
 


▼なんだろな?

なんだろな?/

「霜害」ってなんだろな?

 霜害(そうがい)とは凍害(とうがい)とも言われ、春や秋に気温が下がり霜が降りるような気象条件の中で、作物が凍結することによって起こる被害です。

 対策は、わらやビニールなどによる「被覆法」、薪や油を燃やす「加熱法」、煙霧を人工的に発生させる「薫煙法」、水が凍る際に放出される潜熱を利用する「氷結法」、送風機による「送風法」などがあります。


 人の生活で霜の影響を受けることはさほどありませんが、植物にとっては生死に関わる大問題で、霜害に遭った作物の多くは枯死してしまいます。

 昔から、八十八夜(5月2日)を過ぎれば霜害は起こらないとされてきていましたが、東北地方は5月中旬くらいまで注意が必要です。また近年の温暖化による異常気象で5月下旬にも霜や雹の被害が見られ、予測できない状況下にあります。

 

 

2021/04/17 16:28
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