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▼【転職体験記〜番外編〜】「人事」として「仲人」として。求職者と企業の間に入る。中長期的な採用活動を伴走

【転職体験記〜番外編〜】「人事」として「仲人」として。求職者と企業の間に入る。中長期的な採用活動を伴走/

こんにちは、澤村千明です。
転職したい人と、採用したい企業のご縁を結ぶお手伝いをするジンジャーズに入社して丸4年を迎えます。
これまでいろいろな経験を積んできた中で、転職したい人の目線だけではなく、企業側の目線でも物事を考え、より良いご縁をつないでいくことが大事だなぁと、改めて感じています。
そこで今回は「企業側」から見た転職(中途採用)を、体験談としてまとめてみました。
これまでの体験記は「転職した人」側からのものだけでしたが、企業側の流れをみていただくことで、私たちが企業に対してもどんなお手伝いをし、どう動いているかを知っていただけると嬉しいです。

 

<企業との接触> 

「うちの取引企業さんが、人材を採用したいそうなのです。ジンジャーズさん、お願いできますか?」

ジンジャーズは地域金融機関さんと業務提携をしており、連携しながら県内企業の中途採用のお手伝いをしています。

企業さんから直接お問い合わせをいただくことも多いですが、
「採用をしたいけど、ハローワーク以外の手段を知らない」という企業さんもまだ多く、普段から信頼している金融機関に人材の相談も多く寄せられています。

金融機関さんにA社をご紹介いただいたのは2年前のことでした。A社は、コロナ禍においても業績は手堅く推移している安定感のある企業さんです。定年退職に伴う世代交代ならびに組織体制の強化という観点で採用をしたい、と考えているものの、退職者があまり少なく従業員も長年お勤めの方が多いことから、そもそも「中途採用活動」に不慣れだということでした。もちろん、ハローワーク以外での採用経験もなく、人材紹介会社を利用した採用活動は今回が初めて。

ジンジャーズは山形の中小企業さんとのお取引が多く、A社のように「中途採用に慣れていない」「採用活動に慣れていない」という企業さんも、非常に多いです。

自社に合う人材って?求人はどう書くの?面接はどうしたらいいの?ウチに馴染んでくれるかな?

募集活動や人材情報のご提供だけに留まらず、選考や入社後の活躍まで見据えて、二人三脚で企業の採用活動をお手伝いすることになりました。

 

<応募に至らない期間の活動>


さっそく、登録中の求職者へA社の案内をしますが、諸条件が合わず応募に至らない状況が続きました。
求職者の反応を見ながら、待遇面で変えたほうがいいところをアドバイスしつつ、「いきなり選考をするのではなく、まずは会社説明会を行いませんか」とA社に提案しました。面接前に会社説明会を実施することで、応募へのハードルを下げて、求職者と接点を作っていくような施策を取りました。


そんな活動を続けているときに転職相談にいらっしゃった求職者Sさん。Sさんは県外からUターンし、腰を据えて働ける地元企業を探したいと希望されていました。Sさんのこれまでの職務経験のほか、Sさんの新しいことに貪欲に学び取り組む姿勢がA社にぴったりであると思われ、SさんはA社に応募することとなりました。

 

<面接の同席>

書類選考を経て、いよいよ面接をセッティング。私も面接に同席させてもらえるようお願いし、当日を迎えました。

面接では、私がA社とSさんと間に入って、司会のような形でお話を進めていきました。

A社から「A社はどんな企業であるのか」「どんな方がどんな体制で働いているのか」「具体的な職務内容は」などを、Sさんには「これまでの職務経験」「前職の退職理由詳細」などを話してもらうように引き出していきました。
場の盛り上がりに応じて雑談のように自由にお互いに話してもらったり、双方の理解がより進むような質問を私が双方に投げかけたり・・・

面接終了後は、A社からもSさんからも「澤村さんに同席いただいたことで相手のことを深く知ることができました」との感想をいただけて、ホッとしたのが印象に残っています。

 

 <内定後のフォロー>

そうしてSさんに内定を出したA社。
ですがSさんより「このまま決めていいものか、迷っています・・」との返事。
私は「内定を承諾するかどうか、その判断材料になるようにもう一度A社と直接お話してみませんか」とSさんに提案しました。
迷っているポイントや、長く働くうえでの心配ごとについて詳しく話てもらって、より納得したうえでの内定承諾となれば、入社後の定着・活躍も期待できると思ったのです。
 
私はSさんの心境や質問項目をまとめ、A社に再度の面談を依頼。
一方でSさんにも、再面談までの間にこれまでの転職活動を振り返り、「自分は転職先に何を求めているか」「A社に入社したらどんなことに主体的に取り組みたいか」を改めてお考えいただきました。

再面談の当日も私が同席し、双方の考えや意思を取りまとめるお手伝いをしました。その結果、SさんはA社の内定を承諾し、入社することとなったのです。

 

 

A社に最初にご相談いただいてから2年、長かったような短かったようなA社の採用活動に伴走し、私も良い経験を積ませていただけました。
 
一社一社の状況は異なっていますし、求職者の性格や考えも同じ方は二人としていません。流れ作業のようなサポートではなく、個々の状況に応じた伴走支援を行うことで、今回の人材採用・転職成功となったのだと感じています。


私たちは、企業と求職者の間に入ることで何ができるのか。以前より「ジンジャーズは転職エージェントというよりも”企業の人事”であり、人と企業を結ぶ“転職の仲人”でありたい」と考えていて、今回のように選考や内定フォローにも深く関わっています。

これからも、一社一社、お一人お一人に対して、それぞれに合ったサポートを続けていきます。


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