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●2006年11月
『葉っぱのフレディ』
 きれいな紅葉を見せてくれた木々の葉もすっかり落ちて、金山にもそろそろ冬の足音が聞こえてきました。
 足元でカサカサと風に流されている落ち葉を見つめていると思い出すお話があります。大ベストセラーとなった、「葉っぱのフレディ」です。
 葉っぱのフレディは、春に大きな木の太い幹に生まれました。物知りの親友ダニエルをはじめとした、たくさんの友だちに囲まれて、フレディは「葉っぱに生まれてよかったな」と思います。そして季節がめぐるたび、フレディは様々なことを知っていきます。みんな違うこと、人を喜ばせることで、自分も幸せを感じること・・・
 そして冬。仲間の葉っぱたちは、おそいかかる風に吹き飛ばされ、地面に落ちていきます。二人きりになったフレディとダニエル。ダニエルは怖がるフレディに語りかけます。「いつかは死ぬさ。でも『いのち』は永遠に生きているのだよ。」
 死という重いテーマの本ですが、読後はせつないけれど暖かい気持ちになります。いのちは自分ひとりだけのものじゃない。お子さんと一緒にお母さん、お父さんにも読んでほしい一冊です。 
(『葉っぱのフレディ』/レオ・バスカーリア作 みらいなな訳/童話屋発行)

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2006.12.01
(C)森の子ども図書コーナー

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