▼老兵の半生(餓鬼大将)2008/09/29 09:39 (C) 株式会社吉田製作所
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いいな、一年生は体だけ。」
昭和30年八月のある日、7、8人の小学生に次の日曜日の
芋に会についての、説明をしている私がいました。
そうです、餓鬼大将になっていたのです。
私以外6年生が、いなかったせいでしたでしょう。
会費はイルカの肉を買うため
"途中調達"とは、芋煮する川原に行く途中、畑が沢山あり
各々が、手分けしてトマト、きゅうり、ナスなどを
失敬してくることを、いいました。
一度として、持ち主から苦情が、あったことは
ありませんでした。
いまなら、どうでしょう・・・・・・
すぐ下の妹が絵がうまく、妹に紙芝居の絵を書かせ、
文は私が書きよく低学年の子供たちや、まだ入学して
ない子供たちを集めては、紙芝居を見せておりました。
小川には、めだかやフナが泳ぎ、夏には蛍がいっぱい
メンコやビー玉、”かくれんぼ”、”かんけり”
”チャンバラごっこ”などが遊びの中心でした。
小遣いは、多くても月に10円でした。
電気工事の終わった、電柱の下を銅線の切りくずを、
拾い集めて、廃物やに持ち込み、小遣い稼ぎを、
していたのも、この時代でした。
父もこの頃は、体も良くなり鎌ゃ鍬などの、農家で
使う工具等の販売業で、懸命に働いており、母も近くの
商店に勤務しており、私も松葉杖を使うことなく、走りは
出来ないまでも、その他はなにも不自由ない、体に
回復しており、一家五人のくらしは、相変わらずの貧しさを
除けば、私にとって、一番楽しかった時期だと思います。
・・つづく・・