▼ニワトリと納豆2009/03/28 17:42 (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
▼オニオンスライス作家の立松和平氏の話だったか、若い頃、貧乏で、食堂に入ったら一番安いのが[オニオンスライス]で、何かどんぶり物だと思って、注文したら、たまねぎのせん切りだったと言う話を読んだことがあります。 そうやって苦労した人が成功している例は多いですよね。 それにしても菅野さん、小さな台所の描写はすごいです。 ドラマのシーンが目に浮かぶような錯覚に陥りました。 きっと、「納豆」の鍛えた脳のお陰でしょう。 我が家のウサギたちも明確に好みがあります。 何種類かを一度にやって、どのウサギがどれを好んで食べるのか見るのが私の楽しみの一つ。無心に食べている動物を見て、私はひと時のすばらしい時間をウサギに貰います。ほんとに、動物だってしゃべれたら、菅野さんの鶏みたいにしゃべることでしょう。ちなみに菅野さんの鶏は山形弁で、家のウサギは日独のバイリンガルかなあ。 さて、皆さんの心を癒すような、動画をつけます。 生き物って可愛いですね。 場所はオーストラリアのシドニーの動物園です。 是非見てくださいね。下のULRをクリックすると見られます。 2009/03/28 20:45:くみ:URL
▼そうなのですそうなのです。
いまでもほとんど毎日のように納豆を食べているんですよ。 1食の納豆の量は120gで、家族は多すぎるというのですが、どんなもんでしょう。塩分に注意し薄味にしています。 オレが納豆を食べているシーンを動画にしたら、きっと多くの方々が納豆をたべたくなるかもしれません。 きっと、幸せそうに食べているはずですから。 2009/03/28 22:17:菅野芳秀
▼納豆って、栄養バランスいいんですってね!私は、納豆って知らなかったです。中学か高校の春休みに東京の叔父さんちに遊びに行って、食事に出てきた。新宿の西口から歩いて5分か7分位だったので、昔は子どもだけでも行けたのよね。 甘納豆のうふふふふ!しか知らなかった私はもちろん食べられない。変な匂い、その時の私にしたら、腐った匂いだったです。それ以来10年位は、近付こうとしなかったです。もちろん納豆にですよ。 今でも、我が家の義父母は自分から食べようとはしません。 私が就職した昭和49〜50年頃は、まだまだこの辺(三豊)では知られてなかったと思いますけど、我が家だけだったのかな? 昭和55〜60年頃になると、米飯給食が多くなり、納豆が給食にも出てくるようになったんですよ。もちろん、食べられない子が多い。だって、食べ慣れていないんだからね。栄養士さんも、かき揚げフライに入れるなど、調理に工夫していましたね。でも、残量が多かったです。先にご飯にかけてしまうと、主食が全部食べられない・・・でしたね。 でも、平成5〜6年頃からは、食べられる子が多くなりました。家庭でも、どんどん食べるようになったんでしょうね。 私も、いつの頃からか、嫌いではなくなりました。今、冷蔵庫でg数を見てきたら私は2パック食べるので90gですね。おうどんに掛けるとおいしんですよね。でも、私はコシの強い讃岐うどんでないとイカンですけどね。 ほんで、知らなかったけど、うどんって讃岐以外にもあるんですってね。 群馬にもあるんですって! 山形にもあるんですか? ウズベキスタンにもあるんですって! 驚いたです。 うどんは讃岐ですよ。 私は讃岐にしかないものと思っていました。 栄養士さんが「栄養を考えていろんな物が食べられなくても、納豆が食べられていたら大丈夫ですよ」って、話していたことがありましたね。それくらい、納豆には必要な栄養が詰まっているんでしょうね。 北国の宝物ですね。 種子原人さん、栄養不足で可哀想な我が家の椿、今日、一輪咲いていました。寒さにやられたのか、強風にやられたのか、傷だらけの花びらで頑張っていました。桜はまだ蕾みが固かったです。・・私だけ、美味しい栄養満点の納豆を一杯食べていたのではイカンですね。 今年は、椿や桜にも肥やしやりますね。 2009/03/30 14:14:山さくら:URL
▼やはり椿咲く春です! この世に咲く花、数々あれど!やはり赤い椿です!山さくらさんの撮影技術が向上したのでしょう。きれいに撮れましたね。
先輩、長井では春の椿はいつ頃になりますか。私も納豆食べて健康を増進させ、一花咲かせたいものです。 春の到来をつげる桜や椿もさりながら、雨に咲く花紫陽花、冬に咲く花山茶花、砂地にも咲く花野菊、これらの花々には花の生命力の尊さを教えらます。先輩、これこそ我々に対する応援花(歌)とは思いませんか。 この前、アスファルトの割れ目に名も無き草花が顔を出しているのを見ましたが、この草花に向けて頑張れと呼びかけたい気持ちです。 春、春、春なのです。 2009/03/30 15:24:種子島原人
▼種子原人さん、写真の事、ありがとうございます!種子原人さんに誉めていただいて心はルンルン!ワクワクなんですけど・・・?撮影技術ったってね、パシャンってシャッター押すだけなんですよね。私のデジカメもパソコンも古いからね。それに使い方もよく知らない(解らない)で使っています。・・・・ でも、最近もう少しいいデジカメが欲しくなっています。ほんで、もし買える事になれば、使い方を尋ねたり、説明書を読んで、もう少し機能を知って使いたくなっています。 やっぱり、写していると欲が出てきますね。 今からデジカメ購入積立貯金しようかな? それとも、今使っているのが使えなくなるまで我慢でしょうかね? 今日は、我が家から一番近くに在る71番札所の弥谷寺に行ってきました。車で5分かからないけど、駐車場に車を止めてから、歩いて登って、お参りして駐車場に降りてくるまでに、私の元気な足?で20〜30分は必要です。 道々、桜は満開、コブシは散り始め、お遍路さんも、元気に歩いています。今日、お会いした方は、四国八十八ヶ所全部通して歩いて巡っているんですって! お父さんと小学生位の子どもと二人連れで歩いているお遍路さんにも会いました。・・・私は、{春休みだからね!}って、思ったのですが、一緒に行っていた友達は「あの二人連れは、きっと何か哀しい事があったんやな」って言うんです。「お母さんが亡くなってその供養にとかね!」ですって・・・? 「えっ! ふうん」でも、そう思って見ると、そう見えるんですよね。ほんで、自分も哀しくなるんですよね。 こんなに、春の素敵なお日和なのにね!・・・。{あの人たちも幸せになって欲しいなぁ〜}って思いながら、{いやいや実は、とっても幸せな人たちかもわからんよな!}とも、思いました。 同じ光景を見ても、それぞれ感じる事は違うんやなって・・・・思いました。 2009/03/31 19:13:山さくら:URL
▼山さくらさんブログのアドレスを紹介してください。
2009/04/01 07:01:菅野芳秀
▼菅野さん、おはようございます! アドレスって、http://から始まるのやんな〜??
URLと同じものですよね。 http://miyabi56.blog79.fc2.com/ です。 今日は、エイプリルフールだからね? 上手く届くかな? 私のブログの画面は、下のURLを、カチッカチッってしたら、すぐに出てきますよ? でも、関心を持っていただいて、ありがとうございます。私は、ブログのおかげで、5年連続日記帳は、白紙だらけになっています。 ちょっと寂しいです。 2009/04/01 07:30:山さくら:URL
▼ひきずりうどんっというのですね。菅野さん
タマゴとにわとりさんのブログ、とても面白いです。 すぱげってぃーがすきってのは、彼らも欧風化しているってことなんでしょうか? その訴える目、わかるような気がします(笑) その若い頃の食事の話。 私も、その昔生田にいたころは、相当、経験した気がします。 みんなで、カップラーメンつついたり(しかも箱で買ってきて、部室においておく、一つ100円。端数は買ってきた人にバック)。 誰かの実家から来たみかんとかご飯とかを皆で食べたり、オニオンスライスで3時間粘って呑んでみたり。 私も、ひきづりうどんをよく院にいってから、研究室で夜、ひとり食べていたりしました。ご飯をレンジで炊ける炊飯器があるんですが、それをかってからは、缶詰とかインスタント味噌汁・・ あの思い出は、いい思い出です、って今もそれほど生活レベルは変わってません(むしろ貧乏になった感じです) でも、ご飯だけは、美味しいので、助かってます。 タマゴも注文しようかな・・・。 ふと思ったことですが・・・。 イースター(教会のお祭りです)が近いですよね(今週末かな?)大量にタマゴを必要とするはずです。 教会員のくせに、一度も参加したことないのですが・・(笑) いちかばちか、でもって、あたってみるのもいいかもですね。 せっかくのお祭り。平飼いの元気なにわとりさんのたまごのほうが、きっと教会員のみんなも、よろこぶかなぁ、と。 ちなみに、私の行く教会は、昨今、農業回帰が進み(そもそも、賀川豊彦とか、愛農とか、アジア学院とか、みんな根元ではつながっているので)、盆暮れしかいけない教会員の私をみな、よく覚えていて(笑)、農業の話だけで、いつも盛り上がってしまいます。分かる人には、分かるんだと・・と、大学では分かってもらえませんが、そんな風に思います。 長くてすみません(しかもまとまってなくて・・) 2009/04/02 12:50:農経のコウハイ
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子ども達が学校給食で残したものを、ニワトリ達はとても楽しみにしている。いつもの定食であるトウモロコシ、くず米、米ぬか、カキガラ・・・などと比べれば、与えられたときの喜びように格段の違いがある。お汁の中に入っていた具やキンピラごぼうなどへの反応は少ないけれど、好物のスパゲッティの時には鶏舎の中は大騒ぎだ。
そのご馳走が、まったく途絶えてしまうことが年に何回かある。春休み、夏休みのときだ。もちろん、草や野菜くずはふんだんに与えてはいるが、それはいつものことで、食の楽しみの代用とはならない。
「もう一種類、肝心なものを忘れてはないかえ?」
「なにやってんだよ。早く持ってきてくれよ。」
こんなことを言いたいのだろうな。目が訴えている。
まてまて、昔から言うように、若い時の不足は必要なことだ。それがやがて人生の糧になると言うではないか・・なんてニワトリに言ってもしょうがないか。
食べ物の不足に関してはオレにも山ほどの体験がある。それが人生にプラスに作用しているかどうかはわからないけど。今回はその中のひとつ、納豆話だ。
「菅野をみならえ。彼は大変な窮乏生活に耐えている。」一緒に仕事をしていた同僚は後輩たちにこう言った。職場の小さな炊事場でお湯が沸いている。そばにはオレとうどんの束と納豆が一つ。
二十代のころ、オレは小さな労働組合の専従のような仕事をしていた。給料は安く、正義感と情熱だけで暮らしているような毎日。いつもお金がない。近くの食堂には「がんばる丼」だったか、「まけない丼」だったか、正確な名前は忘れたけれど、切なくなるような名前のメニューがあった。それはご飯の上にかつお節とキャベツを一緒に炒めたものがのっかっているだけの安さだけがとりえのドンブリ。それがオレの定食だった。うまかったけどね。
そして更に腹が減ると、うどんと納豆の食事となる。ドンブリの中に納豆をあけ、醤油と少しの水、それにネギとかつを節を入れてかき混ぜる。そこに茹でた鍋から直にうどんをすくい、納豆をからませてズルズルといく。コツは納豆を多めにいれること。それにうどんをすくう際、茹でつゆをできるだけ丼に入れないことかな。これがうまいんだよね。お金もさしてかからず満腹になることができるし、言うことなしだ。これは「ひきずりうどん」といって、冬の山形県では普通に食べられているもの。オレの大好物だった。これを好きで食っているわけで、少なくとも同情されたり、ほめられたりするようなものではない。
それを知らない同僚がオレを見習えという。よっぽどひどい食事にみえたのだろう。違うんですよ。はっきりとそういえばよかったのだけど、でも、せっかくの同僚の顔をつぶしたくはなかったし、オレもいい子になってみたい年頃でもあってね、ただだまってうどんを茹でていたよ。
やがて故郷から米を送ってもらうようになると、納豆と他の食材との取り合わせを楽しむようになった。今もそうだけど、当時も納豆は安かったし、何よりも大好きだったからね。納豆とシーチキン、あるいはサバの缶詰、納豆とえのき茸のびんづめ、納豆と豆腐、納豆とマヨネーズ、納豆とそーめん・・・。
たくさん試してみた。これらの多くは想像以上のおいしさだった。いつしかオレは納豆の食べ方、その探求力において・・もしかしたら・・日本一かもしれないと思うようになっていた。その食べた量もハンパじゃない。全国十指に入るだろうと、これまた本気で思ったほどだ。
与えられた環境を越えようとすることももちろん大事だが、その環境のなかでの楽しみ方を開発することもおもしろい。やっぱり若いときの苦労は・・というべきか、貧乏だったおかげで、納豆にかけては日本一かも、という妙な自信を持つにいたった。この自信が、それ以降のオレの人生をどれほど支えてくれたことか・・・。いや、ホント。
ニワトリ達の感じている(かもしれない)「不足感」が、その後の彼らの成長にどのような影響を与えるのかは分からない。だけど学校の始まりをどんな向上心あふれる子ども達よりも、大きな期待感をもって待っているのは我が家のニワトリ達だといっても間違いではあるまい。