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▼地元の著作による兼続物語

地元の著作による兼続物語/
米沢・九里学園の遠藤英教諭の書いた、「直江兼続物語」を読んでみた。
2007年に私家版で発行されたものを新潟日報事業社が発行したものだが、簡潔明瞭に解説されており天地人、そして近隣の場所と合わせて直江兼続の人物像が少しは理解できた。348号を山形に向かっていくと、山形市街の入り口に長谷堂がある。最近は天地人の人気で、急遽駐車場ができ、山全体をのぼり旗で飾り案内人が説明してくれる。
山形VS米沢になるので、最上さんと直江さんの勝敗の要因は別にして、漫画「花の慶次」で有名な前田慶次が長谷堂合戦の直江軍の殿を務め、最上さんが追撃するのを撃破したとある。長谷堂は小さな小山で、ここで東北の関が原と称される戦いがあり、有名な前田氏と直江氏、そして最上氏が対峙した場所にしては、ちと狭いような・・・・。(関が原は有名だが、長谷堂合戦は、関が原に隠れてしまった感がありますね)
前田慶次の実像は、なんとも不明で、大男で傾奇者とかのイメージが強いが(おそらく漫画の影響)直江さんと石田さん、前田さんはたぶん似た者同士で、感じるところがあったので仲良くなったのではと思える。
共通しているのはいずれも傾奇者ではということ。傾奇者といえば、前田さんのイメージだが、直江さんの愛の前立て、石田さんのあの頭もかなり勇気が要るし、前田さんの衣装など、当時にすればかなり変わった武将だったのでしょう。その前田慶次が長谷堂合戦に向かったとすれば、ここ長井を通ったはずだし、前田慶次は米沢市万世に隠遁生活をして住んでいたわけで、少なからず川港だった長井となんらかの関わりがあってもよさそうなのだが。どなたか、前田慶次が長井と縁があるというのをご存知ないですか?

2009/07/21 20:07 (C) The Daily izumiya
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