▼怖くて面白い世界2009/11/28 21:34 (C) ぶっくぶくの部屋
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知らない世界を体感したいものですナ。
「金と時間さえあれば…」という言い訳がいつもつきまとって
いるが、それはホントに言い訳に過ぎないのかも知れない。
心の底から沸き起こるような冒険心や探究心を失って
いなければ、なんとかかんとか折り合いをつけるハズ。
それが出来ないのは、やっぱ、人間としてのエネルギー不足
なのかなあ。
File No.93
『危ない世界一周旅行』宮部高明(彩図社 590円)
オススメ度★★★☆☆
この著者、何を思ってか、一流企業を辞めて世界一周の一人旅に出た。
「ふ〜ん」って軽く思うことなかれ。
いくら若いからと言っても、相当の覚悟とエネルギーの要ることである。
まあ、無鉄砲という見方もあるかもしれないが…。
そして、通算320日、24カ国を210万円の費用で旅した、
アブない旅行記である。
210万円の中には盗難にあった70万円も含まれる。
そう、著者は旅行中に2度も盗難(強盗)に遭う。
いずれも人に囲まれ、ボコボコにされてお金を強奪されてしまう。
そのうちの1回は、パスポートやクレジットカードなどの貴重品も
奪われてしまうのだ。
それでも日本に帰らず旅を続けるのだから見上げた根性だ。
世界の中でも、とくに南米とアフリカの治安が非常に悪いことが
わかる。南アフリカのヨハネスブルグなんてもう、とてもじゃないが
話にならない。
あれ、たしかサッカーのワールドカップ、南アでやるんじゃあ
なかったっけ?
大丈夫かいな?
強盗ばかりでなく、危険な目に何回も遭っていながら、なおも知らない
街を歩く好奇心はたいしたもんだけど、読みながら「アブなそうなら、
いくなよっ!」ってついイラついてしまう。
適度の恐怖心は、男の命を守る安全装置だということを知らんのか!
まあ、途中で命を落としても不思議でないことが多々起こっている。
しかし、旅は後半のアジアに入って、著者は大いに癒されるのである。
とくにミャンマーやラオスの人たちの親切心は、これまた逆の意味で
信じられないほどだ。
そう言えば、弊社の某役員さんが、ミャンマーでスゴく親切にされた
同じような体験を話されたことがある。
そういうところだったら、ぜひ行ってみたいなあ。
ところで、こんな危険な目に遭いながらも、なぜ世界を旅するのかに
ついて著者は、アブないことばかり書いたが、それに倍するような
喜びや驚き、発見があり、多くの人々の親切な人情に触れ、旅が
より楽しくなった、というようなことを言っている。
まあ、国情や政情、国民性などを把握し、危険を未然に避ける知恵が
あれば、一人旅ほど楽しいものはない、ということか。同感、同感。
それと、この本11月中旬ころ買ったのに、発行日が21年12月18日
になっている??
まあいいけど、ヒヤヒヤ、ドキドキの内容は、そこそこ話題になり
売れるような気がする…。