▼食い物の恨みは怖ろしい?2011/01/12 11:09 (C) FPのひとりごと
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そのうちの一つに伊藤洋一氏の『 Y.CASTER 2.0 』がある
このブログ 話題は多岐に亘るが経済問題への造詣が特に深い
住信基礎研究所主席研究員で経済評論家なんだから当たり前なんだけど
このブログに1月5日にアップされたやつがおもしろい
『北の実力』というテーマで韓国と北朝鮮の国力を比較している
これを拝見して とにかくびっくりした こんなにひどいのかと
名目国民総所得は韓国;8372億ドル 北朝鮮;224億ドル
なんと37倍以上の差がついている これだけでも十分だが
対韓国で 予算規模2.3% 発電量5.3%% たったのこれしかない
国力の差は歴然としている というか全然お話にならない
北朝鮮が韓国の延坪島に砲撃を加えてから急におとなしくなったのは
いくら強硬な軍とはいえ 幹部は“現状”をある程度知っているからか
確かに もう一度同じようなことをしたら国ごとたたきつぶされてしまう
人間 その他が全部満たされていたとしても
空腹を抱えていたらイライラする イライラが怒りに変わる
人間なら誰でもそうだろう 餓えは死に直結するからだ
北朝鮮はいまや最優遇されてきた軍人さえ満足に食べられないという
特権階級や軍人以外の国民はどんだけの空腹を抱えているのだろう
将軍様は『国民に白いご飯と肉の入ったスープを食べさせたい』と言う
ということは それさえままならぬ現状をトップが肯定したことになる
失礼ながら先進国ならホームレスでももう少し待遇はいい
最近 北朝鮮の内部がちょっとおかしい
ゲリラルートではあるが 一般国民が平然と政権批判を口にしたり
政権のオフィシャルサイトに悪質な(真実の)書き込みがされたり
延坪島の砲撃にしたって次期後継者 正恩氏の指導の下と言われているが
彼の“実績”作りにしてはあまりにも有効ならざる戦闘行為で
軍の一部の暴走を止められなかったということも十分ありうる
以前から少しずつそういった動きはあったが微動だった
それが政権の三代世襲に至って その波動が大きくなってきたように思える
もっともそれはあくまで波動であって声になっているわけではない
徹底した思想教育と家族でさえその標的になる密告制度で守られてきた体制
ガチガチだと思えたその体制に微妙な“揺らぎ”が現れてきた
揺らぎがやがて激震となり 倒壊ということさえ視野に入ってきた
だいたい中国でさえ?権力の世襲など考えない
あのキューバですらせいぜい兄→弟だ(これ世襲じゃないよね)
いくら思想教育を徹底しても三代世襲は理屈に合わない
それでも ある程度『強盛大国』を実感できて ちゃんと飯が食えていれば
国民も間尺に合わない道理を受け入れる余地はまだあろうが
なにせ空腹だ さらになにをする自由もない 鬱屈するのは必定だ
北朝鮮は2013年にはいろいろな歴史的記念日を迎える
“強盛大国の門を開く”のもこの年だという
さて この体制いつまで持つのだろうか?
食い物の恨みは怖ろしい・・・