▼悲しい動物2011/04/08 10:14 (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
▼昨日の地震で、東北電力は火力発電所の電気を使っている、、、、のがわかりました。 東京電力の電気は福島で作られ、東京で使われる。 なるほど。そうだったのか。 私のすんでいる州では、大震災後の選挙で、緑の党が圧勝し、万年野党だった彼らに突然お鉢が回りました。 隠居していた人も引っ張り出し、準備が始まっています。 そうれみたことか、と、ならないよう、頑張ってほしいと思いますが。 実際、簡単ではないでしょう。 私みたいなものにも想像できるくらいです。 先週の日曜日に、町で募金をしました。 10万円が集まり、姉妹都市協会を通じ、山形県長井市に避難されている方達のために使っていただけるよう、1円も残さず(募金運動の元手は全部運営に携わった私たちの自腹です)、全額振り込みました。 あさっての日曜は隣の町で、やります。集まったお金は、私たちの中の一人のふるさと宮古市へ届けます。 ドイツの人も、自分の真心が被災者のもとへ直接届いてほしいという熱い気持ちがあるのです。そのお手伝いを私たちがさせてもらっています。 昨日はその彼女が、パン屋と肉屋に、ホットドックの材料を寄付してほしいと頼みに行ったら、二つ返事でOKしてくれたそうです。市長も、携帯電話の番号をくれて、何でも言ってきて、後押しするから!と、こちらが恐縮するほどの対応をしてもらいました。 こんな大災害にも整然と、前向きに必死に努力する日本人に感銘を受けていることが影響しているんだと思います。 下のULRをクリックしてください。世界は日本の復興を祈っている、と言うビデオです。ドイツ語訳を娘がつけました。このビデオを来週の町の大きなパーティーでスクリーンに映してもらいます。菅野さんも是非みてください。泣けます。 2011/04/09 03:02:くみ:URL
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「原発を都心からもっと遠くにもって行く必要があった。それが失敗だ。」
と話していた。
この発言を含め、原発が必要だという人たちに共通しているのは
その果実だけを求め、応分のリスクを決して負おうとしないということだ。
この期におよんでも・・・人間として恥ずかしくないのかと思う。
関東にも放射線が降っているではないかという向きもあろうが
そもそも果実は関東だけのものなのだから当然だろう。
なぜ関係のない福島・東北が負わなければならないのだ。
福島で行われているのは社会的殺人。沖縄と同じだ。
ここに来てなお原発の必要を説く輩がいる。
それを言うなら、自分の暮らしの場か実家のある地域に
原発を誘致するよう働きかけるべきだ。その人が東京なら東京に。
さらに放射線の汚染水も小分けしてそれぞれの場所や企業や家庭で引き受けるべきだろう。
その運動とセットにして必要論を語るならば認めよう。
それ以外のどのような必要論も詭弁である。
今朝、そんなことをつらつら考えながらまどろんでいたら鶏舎の方からニワトリの叫び声が聞こえてきた。カラスにびっくりしているのかなと思っていたのだが、狐だった。あっちにもこっちにも・・・、雪の上にようやく玉子を産み出したばかりの若鶏が30羽近く横たわっていた。食べられた後があったのは一羽だけ。
「どうして必要以上に殺しちゃうんだろう。人間みたいで悲しい動物」と、事態を聞いた友人はメールをくれた。
このメールと原発の話、一見関係無いようでいて、妙につながっているような気もして落ち着かない。