▼家庭科の先生方の新聞に2012/02/03 17:51 (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
▼石垣りんさんのエッセイ昔書いたブログの記事で、石垣りんさんのエッセイと詩の「夜の太鼓」の紹介があります。偶然今日、それをみかけて、菅野さんに紹介したくなりました。
http://tu-ta.at.webry.info/201102/article_6.html ===以下、部分転載=== お米は一粒も粗末にしてはならないと、学校で教えられ、家庭でしつけられて育った。戦前派の共通点です。 戦後、日本人がお米を食べなくなり、若い人が平気でご飯を残す。農家は稲の減反を強いられるし、お米なんてありがたいものでもなんでもない――。そんな極端な変わり方をして、それではお米について何も教育されなかったのか、と考えるとき私は、やっぱりされてるなァ、と感心してしまいます。 頭にはたたき込まれなかったけれど、習慣として、口にたたき込まれてしまったもうひとつの別の教育、そのことの根深さ。 戦前戦後、どちらも、国の方針に従って人間が形成されるという点では同じだと思う。米粒も私もほんとうにちっちゃくて心配。 === このあたりの感性が石垣さんだなぁと思う。すごく素敵で好きなところ。 ==転載ここまで== 2012/02/05 04:44:つるたまさひで:URL
▼大雪・豪雪!先輩、こんにちは。
北日本の大雪情報が、連日こちら鹿児島でも報じられています。そして、こちらの伊佐市でもなんと氷点下9度がこの前記録されました。まさしく、この地方は鹿児島の北海道です。 さて、私は当月18日から3日間、15年ぶりに沖縄に行ってきます。沖縄の基地問題等を直に見ることが目的です。帰ってきてから、先輩・山さくらさんにも報告したいと思っております。 大雪との闘いは大変でしょうが、がんばってください。 2012/02/10 12:56:種子原人
▼お金が大事なんでしょう!人間(人)の命より、お金が大切なんでしょう。 わらべ歌の世界(自然・美しいその土地土地の自然)より、お金が大切なんでしょう。 国会中継をテレビで見ていると、そう思ってしまいます。 貴方がコーヒーを飲んだの、これからは会議中には飲まないのって・・・・、そんな事、内々で話し合ってください。 プッチン!・・・テレビ消してしまいました。 寒い冷え切った部屋で、病死・凍死の姉妹の報道・・・その町では25年前にも餓死した人がいたって・・・・。 米軍基地の問題だって、ああ言ったり・こう言ったり・・・。 私は、{日々の生活に追われているんだから、もうええ加減にしてよな}って、思ってしまいます。 {今日一日なんとか無事に過ごせた、また明日も・・・} {今年一年は何とか生活できた、また来年も・・・}って、力いっぱい働いて、頑張って、真面目に慎ましく生活している人たちを支援するよりも、思いやり予算とか、政党助成金とか、軍事費とかに多くのお金を使っている。ほんまに不思議な国やわな? 大企業・富裕層には増税、軍事費削減は、考えられないことなんやろうかな~? 一人ひとりみんなの命を守るために当然のことやと思うけどな。 みんなが、それぞれお互いの立場から世の中を見られるようになるといいなあって思います。 米軍基地が在るから日本の国は守られている。 軍事費拡大で日本の国を守っているって言われるけど、何から守ってくれているのかなって思います。 わずかな年金で生活している人がいます。 老齢で仕事もできない。 家賃など必要な物を支払ったら、手持ちは、わずかしか残らない。 お医者さんへ行く回数も減らして、一日100円の食費(おかず代)で暮らしている。 一日100円だったら何を買いますか? ・・・って。 スーパーに行っても、100円の品物は消費税が付いてくるから買えません。 その人は、おでんを1本買うんですって。 「その上にたれを好きなだけかけてもいいから・・・・」 ご飯は自分で炊いて、その一本のおでんと味噌ダレを朝昼夜のおかずにするんですって。 そういう生活をしている人は、消費税が上がったら大変なんです。 その上、そういう人は真面目だから生活保護を受けない様に頑張り過ぎるんですよね。 また書き過ぎましたね。 私も、まだまだ思考能力が及びません(自己中)でごめんなさい。 種子原人さんの、沖縄の話、心待ちにしています。 少しでも、希望の兆しが欲しいです。 立春も過ぎたから、数メートルも積もっている雪の下の大地も、木々も春の妖精たちと秘かに話を進めているかも・・・?と思いますよ。 そろそろ、人間も、生き物も冬ごもりから抜け出す心の準備と体力作りをしてくださいね。 今年は、讃岐にも雪が積もりましたよ。(2月3日撮影) 2012/02/11 21:55:山さくら:URL
▼tu-taさん、種さん、山さくらさん7日から12日までタイに行って来ました。レインボープランから学び循環型のまちづくりをすすめているコンケン県ポン市に長井市長をご案内し出かけてきました。ご返事が遅くなって申し訳ありません。
tu-taさん;さっそくおすすめの文章を読ませていただきます。いつもブログを見ていただきありがとうございます。 種原人さん;沖縄ならば私の第二の故郷です。辺野古にお知り合いがいなければご案内できる現地の友人がいますのでご紹介できますが大丈夫ですか? 山さくらさん:ご指摘のとおりですね。少ない時間を工面してお送りいただいた文章です。しっかり読ませていただきました。ほかの方々にもぜひ、お読みいただきたいと思います。体も気持ちもお疲れでしょう。特に心の疲労はとれにくく、後々までも大きな影響を心身に与えます。おいしいものは誰にも遠慮しないでどうどうと食べてください。何よりも気持ちが喜びますから。 2012/02/13 11:41:菅野芳秀
▼タイって・・・・?タイって、循環型を大切って思うのだから、人間が人間らしく生活できる国みたいですね。 地球・自然は言葉にしなくても苦しんでいるかもわからんな~って、自然の思いを推し測って、共存していくのは苦しい事・厳しい事もあるけど、人間として自分のできる事を精一杯するのがあたり前やと思います。 地球・自然の中で、ほんのわずかな間、生かされている人間やからなぁ~! 住まわせてもらっているんやから、次の人には今よりきれいにして渡すのが常識やわなぁ~。 ほんで、人間も土に還るんやからなぁ~!・・・って思います。 2月3日には、雪に覆われていた白梅。 2月12日・・・・春の魁一輪咲きました。 まだまだ寒い讃岐ですが凛としています。 2012/02/13 22:04:山さくら:URL
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菅野農園は山形県の南部にそびえる朝日連峰の麓、雪深い里にある。
水田の副産物(くず米や米ぬかなど)をニワトリたちに。ニワトリたちのフンを水田に。“土・いのち・循環のもとに”のキャッチコピーのもと、水田4ヘクタールと自然養鶏1,000羽でつくる小さな循環型農園だ。働き手は我が夫婦。そこに5年ほど前、農業の専門学校を終えた息子が帰ってきた。以来、今日まで、田んぼだ、畑だ、ニワトリだとよく働いている。
「あんなに働いてくれて悪いなぁ、もごさいなぁ(かわいそうだなぁの意)。家のためなら、うんといいけど・・。でも、よろこべないなぁ。このまま歳とらせていいものかといつも思っているよ。」
息子が出かけた夜に、93歳の母はため息まじりに話す。長きに渡っていろんなものを見てきた母が、農業では幸せにはなれない、離れたらいいと話す言葉には説得力がある。でも、息子は充分そのことを知った上でなお農業に就いた。いまは有機農業の体験を積みながら、農協青年部や消防団の一員、地域の一員として会合や事業に忙しい。
その息子が最近、「TPP(環太平洋経済連携協定)が国会を通ったなら農業を続けられないだろうな。」と言い出した。TPPとは関税などの貿易上の垣根をなくし、国境を越えた貿易・投資などの企業の自由な経済活動を補償しようというもの。TPPに参加すれば外国の農作物が無関税で入ってくるため、とくに日本の水田農業は大きな打撃を受け、場合によっては壊滅するかもしれないという識者は多い。
「まわりの農家が離農していけば、田んぼに入る水路の管理などできなくなり、やっぱり我が家もやめざるを得なくなるだろう。」と息子。
農家の不安をよそにテレビでは評論家が「日本のコメは778%という高い関税率で守られていて、消費者は不当に高いコメを食わされ続けている。」と話し、外国産の輸入やむなしと繰り返している。
日本の米は高いと言うけれど、彼らはご飯いっぱいの値段を知っているのだろうか?お米にして70g。10㎏4000円のコメを買ったとしても28円にしかならない。2杯食べたって56円。この価格が目くじらを立てて論じるほどのものなのだろうか?それほどの高さなのだろうか。
それに政府はTPPをきっかけにして大規模化をはかり、1.8ヘクタールの水田平均耕作面積を20~30ヘクタールに変えていくと言っているが、たとえそうなったとしてもオーストラリアの3,000、アメリカの180ヘクタールと競争などできるわけがない。その渦中からたとえ数%が生き残れたとしても省力化による化学農業への一層の傾斜をはからざるを得ず、環境や食の安全を求める声に逆行することになろう。
いま時代が求めているのは土や海、森を始めとしたいのちの資源と共にあろうとする新しい人間社会、農を基礎とした循環型社会を築くことだ。
「ばあちゃん、大丈夫だよ。」と笑う息子の人生が、はたして母親の心配とは違うものになれるだろうか。日本がTPPに参加するか否か。今年のこの一年が正念場だ。