▼和室建築 錯覚の修正2013/06/29 18:30 (C) 菊池技建|庄司雅志
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今日は最近減っています和室についてです・・・
天井を水平に、まっ平らにすると、中央が少し下がっているように
みえます。これは視覚の錯誤によるもの、すなわち錯覚です。
天井は6帖の室で18mmぐらい、8帖の室で24mmくらい、中央部を釣り上げて
おきます。それによって、天井は正しく平面に、かつ軽快に見えます
鴨井の長いものを、まっ平らに取付けると、これも中央部が幾分下がって
見えます、そのため長さの千分の一くらい釣り上げて取付けます。
敷居も同じく、中央が少し上がって見えるため、一間の敷居では、中央部
を1.5mmくらい低くすえます。
中央の吊束も柱と同じ大きさにすると、柱よりも大きく見えて不体栽になる
そのため鴨井の長さが二間のときは、見付を柱の大きさの0.95倍くらうに
します。
和室に限らず建物はバランスが肝心です。これを怠りますと、良い建物も
ちぐはぐに見えてしまいます。
バランスに気を付けて施工していかなければと思いました・・・・・