▼枕と奴2017/01/24 21:38 (C) 獅子宿燻亭6
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本日もアトリエに雪が舞い込むぐらい寒い寒〜い一日だった。
こんな雪でも猫達はオヤツを目当てにやってくる。
いつものメンバーのアイドルのメス猫「カトちゃ」毛並みが見事な雄猫「タビちゃん」、
毛並みが雑巾みたいな「太郎ちゃ」だ。
いずれも分厚い冬毛のマントをまとい通ってくるのだ。
さて、今日はまず奴を作ろう。
伊佐沢念仏踊りでも山ノ神の本木さんが、奴のはまり役だったが惜しまれ奴をご卒業されたよ
うだ。
昨年から面スリというヒョットコ役に鞍替されご活躍されている。
まず桐の丸太をチェーンソーで適当な大きさにカットする。
たて15cm×よこ15cm×高さ30cm
水分があると加工し難いので、持ってみると外側が比較的乾燥しているが、下の方に水分が
下がって含んでいる。
荒彫りはチェーンソーで整形し、細部は10mm幅60#のベルトサンダーで彫刻していく。
朝に見た写真とちょっとデッサンしたイメージで制作していくのだが、チラッチラッと
山ノ神の本木さんの奴の姿が浮かんでくる。
制作が進むと、やはり本木さんに似ているようだ。
お昼を食べてから奴の荒彫りを仕上げた。
奴の担ぐ箱について調べると衣装や調度品を入れる鋏箱というらしい。
次に「枕」を制作する。
時計を見るともう3時だ。
枕は2個の直方体の箱を持って舞う役で、何故か奴と同じく化粧廻しをしている。
そういえば、北陸の獅子舞の写真でこんな姿を見かけた事がある。
昔からこの衣装なので、どんな由来があるかも、話にもならないし聞いた事もないので是非、
調べてみたい物だ。