▼おだいこくさま〜!2020/12/13 12:54 (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
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12月9日は昔から「耳あけ」と呼ばれている日だ。
大黒様(穀物)、えびす様(魚介類)を祭ってある神棚に尾頭付きの魚と二つに分かれた「まった(股)大根」をあげ、枡に大豆を入れ、カラカラと揺すりながら
「お大黒様、お大黒様。耳をよ〜く開けて聞いておりますから、なにがええごどおしぇでおごやえ〜!(良いこと教えてください)」と大声で3度言う。今年も小学6年生を筆頭に3人の孫がそれをやった。
「何か良いこと教えてください・・とは情けない」と思う向きもありましょうが、飢餓と隣り合わせの日々。ちょっとした天候異変がそのまま家族の存続の危機、いのちの危機につながって行った時代。懸命に働いた後は「神頼み」しかなかった頃の村人の行事が今に伝承されている。
この行事が終わると、急速に暮れに向かい忙しさが増していく。