▼鶏舎の雪囲い2006/12/20 11:03 (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
▼ニワトリになり代わりいやあ、ほっとしました。
馬力はありそうだから、ラストスパート かけて、良い年をお迎えください。 2006/12/22 10:38:くさふみ
▼靴下を・・ニワトリって体温は高いんですってね。計ったこと、あります?ないか。羽毛に包まれているとはいえ、足は寒そう。靴下を履かせたいなぁ。
2006/12/22 14:30:田んぼの天使
▼コメントありがとう。ニワトリもそうかもしれませんが、ぼくもほっとしました。なにしろ、両親の顔がすこし穏やかになったことで気分が楽になりましたよ。
ニワトリの体温かぁ。計ったことないなぁ。でも、たしかに高いよ。ニワトリは大きいから体温をためやすいけど、同じく高いスズメなんかはかなり頑張らないと冬の冷たさに負けそうになるだろうな。そう考えればちょっと尊敬するなぁ。ことしは例年になく暖かい冬。雪がないお正月になりそうな予感があり、「降らなくてええねぇ。」というのが、道行く人の挨拶言葉になっています。 2006/12/22 14:51:菅野芳秀
▼MERRY CHRISTMAS明日はクリスマスイブ、日本中でどのくらいの鶏が消費されるのでしょうか。
クリスマスにチキンやターキーを食べるなんてどんな謂れがあるのかは分からないけれど鶏たちにとってはまさに受難の日、次のごみ集配日にはきっとたくさんの鶏の骨が集められることでしょう。でも、皆おいしくて食べるのだから鶏たちにとってはそれは喜ばしいことなのかもね。 それから、鶏の体温は、人間より確か2度くらい高いはず。 2006/12/23 16:16:スノーボール
▼お正月ですね。鳥たちの受難の24日が終わって、もうすぐお正月です。いつものことながら、まだどなたにも年賀状はかけていません。昨年もそうでした。昨年は新年になってからの三日間で年賀を書いたのですが、今年は除夜の鐘を聞きながら書きましょう。大勢の方々に支えられての一年でした。ありがとうございました。新年は少しでもそのお返しをと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
2006/12/30 08:12:菅野芳秀
▼来年もよろしくお願いします。今年はお世話になりました。
ブログにコメント、ありがとうございました。 来年もよろしくお願いします。 http://blog.goo.ne.jp/naha_2006 2006/12/30 11:08:ブーゲンビリア
▼NHKみましたよ!あけましておめでとうございます。
菅野さんは年賀状書きに追われている頃でしょうか? 降らない、降らないと思っていた雪も 心配無く、降ってくれましたね。やっぱり降ったか・・ってかんじです。 長井ってそんなにいいところだったなんて 知らなかったです。ちょっと感動しました。 2007/01/01 20:58:harumi.a
▼テレビ見ました。解説委員の方が最後に、それでも長井は、財政面で大変に苦労しているんです。と、言ってくれて、アー良かった。。。。。 番組開始直前、なんだかどきどきしちゃいました。 こちらに帰りまして、盛りだくさんの毎日。 詳しくはまたあとで。 菅野さん、今年もよろしく。 面白い毎日、また、聞かせてください。 2007/01/09 17:54:ドイツの友達
▼写真はヴェルナーです。これは去年の10月、クラブの遠足で友達が撮ってくれた写真です。
二人とも実物の1%ぐらいの写真写りですからね。 2007/01/10 20:06:ドイツの友達
▼なるほどねなるほどね。そうでしょうとも。わたしもきっとカメラか写し手に原因があると思っていましたよ・・なんてね。お疲れさんでした。
2007/01/10 22:44:菅野芳秀
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たいへんお待たせいたしました。ようやく「稲刈り」が終わりまして、今日から再開です。なんか、文章の書き方をすっかり忘れてしまったかのようです。気楽なニワトリの話は「ぼくの・・・」へ、それ以外の文章は「虹色の・・」へ。それぞれが重複している文もあるので、バックナンバーの文章も含めて、雪が降ったら休んで整理しなければと思っています。それではおのおの方、これから・・参りますぞ。
里にも何度か雪が降った。春まで消えない雪を指して「根雪」というが、いまやそれがいつ来てもおかしくはない時期に入っている。例年ならば、消えたり、降ったりを数回繰り返したうえで、ドカッとやってくるのだが、昨年は初雪がそれだった。「まだ大丈夫だよ。」とタカをくくっていた農家は大いにあわてた。でもあとのまつり。収穫すべきたくさんの越冬野菜が、雪の下でそのまま春を迎えることになった。
「農家は・・・」なんて、他の人のようなことをいっているけれど、この辺がぼくの限界でしょうか。お察しのように自分のことなのだけど。
何しろわが里は毎年2m弱の積雪を記録するところ。根雪はいつ?明日か、明後日か・・・、その時期がせまってくると、人びとは家や畑の周りを走り回るようになる。野菜の取り入れ、家や庭木の雪囲い、果樹の支柱たて・・もちろん雪の下で潰れてしまうようなものは外に放置することはできない。やるべきことはたくさんある。さすがに12月も半ばとなると、すっかり冬の準備を終えている農家がほとんどなのだが、横着なぼくは例年のように、まだ半分しかすんでいない。肝心の鶏舎の雪囲いがまだ終わっていないのだ。
「よしひで、早くしないと雪がくるぞぉ。あっちだこっちだと農作業をほっといて飛び回っているからこんなに仕事が遅くなってしまったんだ。世間に笑われるぞぉ。みっともなくてはずかしいごとぉ。外に出て行くのはやめて、はやくしんなねごてぇ。」
88歳と84歳の両親は嘆く。嘆かれるのは50代になったぼく。情けない話だが、毎年のことだ。
冬の間、ニワトリ達は鶏舎の中ですごす。屋根があって、四面が金網で、新鮮な空気が通り抜けていく。春から秋にかけては快適だが冬はまったく事情が違う。雪囲いをしなかったら大変だ。金網を通して吹雪が容赦なく入り込み、一晩で中は真っ白になる。鶏舎の中で積雪10cmとなることもめずらしくはない。そうなると寒さと冷たさでニワトリ達は動けない。すみの方でひとかたまりとなってじっとしている。
やがて雪が解けても床はどろどろ、田んぼのなかにいるような状態になってしまい住まいとしては最悪だ。玉子を産むどころではなくなってしまう。鶏舎のなかにぼくが入っていくと
「どうにかしてくれよなぁ。やってらんないよお!もっとしっかりしてくれよな。」
ニワトリからもそんな嘆きの声が聞こえてくるようでなさけない。
スコップを持ってきて丹念に鶏舎の雪をかたづけ、乾燥したモミガラを厚く敷き詰めることで何とか過ごしやすい環境をつくるのだが、ダメージは大きい。ニワトリとぼくとの「信頼関係」にもきっとひびが入っているはずだ。
鶏舎を金網の外から透明なビニールで囲い、板を打ち付け固定する。固定があまいと、吹雪がいっぺんにビニールをはがしてしまい、ビリビリと破いてしまう。吹雪の破壊力は大きい。
もっと早くからやればいいものを、いつもぎりぎりにならなければできない性分。毎年、雪降りのなかでの作業となる。ハナミズを垂らしながら、冷たさで手がかじかむのを耐えながら・・でも、ま、こんな作業も嫌いではないけどね。ヘッ。
ピリピリするような寒さのなかで、かがんだり、伸びたり、釘を打ったり、ビニールをはったり、・・・していたら
「おい、腰を壊すなよ。」といいながら、幼なじみの正さんが手伝いにきてくれた。こりゃありがたい。あんたにはいつも助けられるなと礼をいいながら、ハナミズを垂らしながらの作業を続けたのだった。
写真は手伝いに来てくれた正さんと雪囲いの様子。