▼正当化という自己暗示2007/01/18 06:26 (C) 甲子(きのえね)の大黒さま
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必ず企業の不祥事は起こるものなのかもしれません。今回はペコちゃんで有名な不二家が話題になっています。企業といっても人間が作りだしているのですから、問題があってあたりまえなのかもしれませんね。
たいがいの人は善悪の判断ができるものです。しかし、私などは悪いと知りつつも踏み込んでは後悔することがたくさんあります。特に仕事の場合は「会社のために」と自分を正当化しては、禁断の領域へと足を踏み入れてしまうのかもしれませんね。
「してはいけないこと」に魅力を感じるのが人間です。「この箱を開けてはいけませんよ」と言われると、どうしても開けたくなるものです。人間にはつねに誘惑がありパンドラの箱を開けるために、「会社のためにしかたなく」とか「あなたのために」と自分で踏み出せない一歩を進むために、いろいろな理由を作りだしては自分を正当化してしまうのかもしれません。
自ら正当化という檻に入ってしまうと、まわりの人は助けることが出来ません。自分でも悪いことだと承知しているのですから、まわりの人の説得には意味がありません。正当化とは自己暗示です。思い込みは恐ろしい力を生み出し、善悪の基準を簡単に飛び越え暴走してしまいます。願わくば己の欲を満たすために、様々な口実を作り出している自分に気づきたいものです。戦国時代でも現代でも大義名分が争いや不祥事を起こす元凶なのかもしれませんね。
今日の目標
自分を正当化しないようにしましょう
今日の写真
今日の写真は小正月の行事「さいと焼き」です。一年間お世話になったお札やお正月の飾りなどを、地区の人が集まりワラを積んで火をつけ、お炊き上げをする行事です。