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▼男女参画は体指から。

体育指導員が担当するスポーツのほとんどは、参加するのに男女を問わないスポーツかと思います。便宜上男女の部門区分はあるにせよ、参加人数制限を男女で区別することは無いと思います。専門競技スポーツ以外のこうした、誰でも自由に参加できるスポーツを担当しているのが体育指導委員でもあります。いまや、いろいろなスポーツ事業において男女の区別は無くなっていると感じています。
長井市体育指導委員会には女性体指が8名おります。体指20名の約半数です。任命は性別よりも、体指活動への理解や推薦といった個人重視です。
したがって、長井市教育委員会の規定には女性体指の人数に関する規定はありません。
当然と言えば当然なのですが、過日の東北体指でお会いした某市の体育指導委員会の方から、女性体指の人数規定があると聞いてびっくりしました。
「え〜〜〜!女性体指の人数に制限が?なんで?」
曰く、昔から規定があるとのことでした。(それで女性委員会もあるらしい)
任命している教育委員会・・・役所もそうですが、任命を受けている体育指導委員会の皆さんも不思議に思わないのが、私にとっては(おそらく長井市の体育指導員全員も同じ考えだと思いますが)不思議です。
そのような規定が存在していること自体、住民に対する健康、体力向上への取り組みとして、その市町村(体指)のレベルが計り知れます。
(何故に女性体指の人数規定があるのか明確な回答をお聞きしたいものです)
女性体指だけの専門委員会は各県にもありますが、そもそもこれは、男女共同参画というか、男女平等(古い言葉ですね)に基づいて女性体指の%を増やすためのものと、女性ならではの視点から、取り組みを活性化するためというのは、もはや周知の事実の筈ですが。(女性の視点からの取り組みや、女性の参加者には女性体指が指導に当たるのが妥当ということであり、女性体指だけがまとまりを強化するということではありません)
長井市体育指導委員の女性は、それぞれサークルや教室、講習会を独自に持った体指もおり、体指全体の事業に関しても、積極的に活動されています。
(参加率が高いのが長井市体指の特徴ですね)
この女性体指の件に関して話題にしてみると、長井市の女性体指の方々は
「別に女性・男性分けなくともいいのでは」との回答でした。
参加事業に男女の制限が無いのに、主催や協力している体指が女性の体指の人数を制限している。これで地域住民や参加者に対して平等な取り組みができるのでしょうか。女性ならではの気配りや視点も重要な部分です。
体指は行政からの任命とはいえ、ほぼボランテイア精神で成り立っています。
やる気がなければ出来るものではありません。やる気があっても行動が伴わなければできません。
これには男女の差は無いと思います。皆さんの街の体指はいかがですか?

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