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▼天童市防災訓練にて災害VC設置運営シミュレーションでした

天童市防災訓練にて災害VC設置運営シミュレーションでした/
この日は天童市の防災訓練におじゃましました。
 

 
前日までの雨が心配されましたが思いがけず暑い一日となりました。
 

 
一連の防災訓練のなかでも災害ボランティアセンター(災害VC)の設置・運営に関わる部分、天童市社会福祉協議会の皆様が担当するところに天童青年会議所の皆さんや地元団体の皆さんに加え、山形県社協の渡部さんとDコレクティブの千川原さんもいらしていました。
 

天童市社協さんでは昨年の東日本大震災まえからすでに災害VCに関するマニュアルを完備しており、そのマニュアルにそっての訓練となりました。
 

 
地震発生をうけて参集した方々により、まず災害VCを立ち上げるか否かの検討を始めます。発災直後の被害状況を災害対策本部に聞きに行き、限られた情報をもとにマニュアルに照らし合わせ判断します。
 

 

 

その結果、設置が必要と判断し、すぐに設置規模の検討に移ります。
  

 

 

 

被災地域からどのようなニーズがあがってきそうかを予測。避難者数や家屋の全壊・半壊件数から、避難所運営の補助や瓦礫撤去作業などにどの程度の規模のボランティアが必要かを想定。
 

 
地震発生から1時間かけてここまでを行いました。

立ち上げが必要か否かの検討には時間をかけましたが、災害VCの運営体制の構築や必要となる資機材のリストアップにはマニュアルが役に立ちました。
 
 
 
続いては災害VCの運営シミュレーションです。
 

 
テント2張りの中にテーブルといすを配置して、受付班、マッチング班、報告班を設置。
 
ボランティア役の方々が次々に来ます。受付ではボランティア保険の加入確認なども欠かせません。
 

 
倒壊した家から荷物の運び出しや避難所での絵本の読み聞かせなどなど、マッチング班では予め用意されていたニーズ票をもとに、ボランティアさんに内容を説明し、必要な資機材を貸し出して送り出します。
 

 
一日の作業を終えたボランティアさんは報告班に立ち寄り、作業を終えるにはあと数日必要だろうなどの報告を受けます。実際の活動では、報告の内容が翌日の対応に活かされるだけでなく、さまざまな問題や課題を見つけ出す情報源にもなります。
 
役割を交代しながら一連のシミュレーションを終えての振り返り。
 

 
参加者それぞれの立場から、具体的な指摘、疑問点の確認などがあがりました。
 

 

 
訓練のための訓練にしない、シミュレーションのためのシミュレーションにしないために準備に携わってきた方々の思惑通り、確かな手応えを感じた訓練だったのではないでしょうか。今回の成果はきっと次回にしっかり活かされることでしょう。
 
長井市社協の方と二人で参加させていただいて、新たな発見や気付きがたくさんありました。今回の体験を地元長井市にも活かせるように、マニュアル作りなどにも携わっていきます。
 
天童の皆さん、大変お世話になりました。

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