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▼2015 フィルム講座 大正3年対昭和9年 9

平成26年度「長井の心を育む推進事業」で公開した写真を取り上げる。

長井のまちには、その歴史の中で様々な建物があらわれては消えを繰り返してきた。現存しているものもあれば消えてしまったものもある。その時々の人々の暮らしを彩り、時代を形どってきた建物等を、大正3年・昭和9年の時間軸周辺でご覧いただく。

 

      郵便局の大正3年と昭和9年

 

大正3年の地図

 

現在の旧小池医院の北側にあった。写真は残念ながら見つかっていない。

郵便の開局は明治5年7月1日、粡町の個人宅を「小出郵便取扱所」としてスタートした。明治8年8月には「小出郵便局」と改称し郵便為替業務を開始する。明治22年、別にあった小出電信局と合併し「小出郵便電信局」となる。明治36年4月「長井郵便局」と改称し、本町に局舎を新築した。これが、地図上にある郵便局だ。明治43年に電話通話事務を開始、大正5年には簡易保険業務を開始、大正15年郵便年金事業を開始する。

 

昭和9年の地図

 

 

 

場所は同じ本町。昭和7年7月に老朽化のため改築を行う。その写真を下記に。この局舎は栄町に移転する昭和37年まで使用された。

 

 

昭和9年の町勢要覧に掲載された写真。

 

 

電話交換の様子。撮影年月日は不明。電話交換は電信電話業務を分離した昭和25年まで続いた。


2015/04/03 08:30 (C) 読みもの長井物語
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