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▼不公正その2:沖縄

 普天間基地の辺野古移設が泥沼化している。もともとの原因は、民主党の元総理大臣鳩山由紀夫だ。彼がアメリカ軍基地を「少なくとも県外」なんて根拠なく行ったもんだから、沖縄県民がその気になってしまった。彼は万死に値する人間である。中国は以前から「沖縄も中国の領土だ。」と公言しているので、アメリカ軍基地が沖縄になくなったら尖閣列島はすぐに中国に奪われてしまうでしょう。そして次に沖縄が狙われる。沖縄県民はわかっているのであろうか。平和ボケしているのではないか。
また、戦後70年たっても被害者感情から抜け出せないでいるように見える。以前沖縄の整形外科医と話した時も普天間基地があることの危険性を他県の人間は知らないと気色ばんで話していた。喧嘩したくないから、黙って話を聞いていたが。
 確かに沖縄にはアメリカ軍基地が一番多くある。沖縄が戦略上重要な場所だからだ。しかし、沖縄にだけあるわけではない。青森県の三沢空軍基地、東京の横田空軍基地、神奈川県の横須賀海軍基地、山口県の岩国海兵隊基地、長崎県の佐世保海軍基地などがある。沖縄だけが迷惑を被っているわけではない。
沖縄は太平洋戦争で、激戦地となり、19万人もの日本人が亡くなった。うち民間人は10〜15万人と言われている。しかし、太平洋戦争で、犠牲になったのは沖縄ばかりではない。日本全体で諸説あるが、民間人死者は80万人と言われている。東京大空襲では約10万人、広島への原爆投下により約12万人、長崎への原爆投下により7万人が一挙に亡くなっている。東北地方でも赤紙一枚で平和に暮らしていた一家の大黒柱である民間人が一夜にして軍人にさせられ、その多くの人々が亡くなった。被害者は沖縄ばかりではないのである。
しかるに日本政府は沖縄が返還されてからずっと、さまざまな沖縄優遇策をとってきた。その最たるものが沖縄振興予算である。年間3500億円、3年間で1兆円にも上る。ちなみに山形県振興予算なんてものはない。そんなにも国の税金が投入されているにもかかわらず、「反対」を叫ぶのであればまず、沖縄振興予算を返還してから「反対」を叫ぶのが筋だと思う。
うがった見方をすれば、私には、基地をだしにして国からもっと金を巻き上げようとしているように見える。北朝鮮の瀬戸際外交と同じだ。連綿と続いてきた沖縄優遇政策はもうやめるべきだ。沖縄県民を甘やかし、堕落させているだけだと思う。
沖縄優遇政策を挙げてみると、先に上げた沖縄振興予算を筆頭に、企業の課税所得の35%削減、ガソリンにかかる税金の減額、酒税の減税、特定免税店制度等々である。なんでこんなに優遇させるのだと腹が立ってくるくらいである。
つくづく山形にいるのがばからしくなる。沖縄に住みたい。

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