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▼こころの復興 スイス音楽祭 エピソード その3

仁科静夫さんのこと

この度の音楽祭に、鹿狼アルプホルン倶楽部結成以来先頭に立ってこられた元代表の仁科静夫さんの姿が会場になかったことがとても残念です。

以前からの持病で療養されていましたが、10月11日にお亡くなりになりました。自ら被災し仮設暮らしを経験される中、震災瓦礫の杉丸太からのホルン作りを発案されたり、放射線低減の研究に関わるなど復興にも尽力されていました。
その活躍を知る仲間たちにとって今回の音楽祭は、仁科さんの追悼コンサートとなりました。
【ポスターの中で漆塗の黒いホルンを吹く仁科さん(左端)】


2012年の夏には鹿狼倶楽部の皆さんを連れて中津川森と暮らしの学校に来て頂きました。合宿してのクリニックは楽しい思い出です。当森林活動支援センターの活動を知って、2年掛かりでドングリから植樹用に苗木を育てて届けて頂いた事もありました。

【2012鹿狼倶楽部と合同クリニック 中段左から4人目が仁科さん】


音楽祭前日に行われた「感謝の集い」では、仁科さんは「この度の音楽祭をとても楽しみしていた」と、奥様からのメッセージが代読され、全員が黙祷してご冥福を祈りました。

音楽祭当日は二人の娘さんと奥様が音楽祭会場に手伝いに来ておられました。終演後、代表から三人にホルンに飾ったウッドフラワーのリングをお渡ししました。
※娘さんから届いたメッセージ※
『今日の素敵な演奏会、ありがとうございました。お天気もよく、沢山の方々に聞きに来ていただいて…。遠方からお疲れ様でした。
そして、手作りの木のリースすごく嬉しかったです💕ありがとうございました。飾らせていただきます💕 今後ともよろしくおねがいします。』
 *** 喜んでいただけたようで何よりです(^O^) ***

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