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▼蚕桑小学校平和宣言

蚕桑小学校平和宣言/

 

 蚕桑小学校のある夏休みの朝、5年生の朝顔がきれいに咲き、4年生のゴーヤはおいしそうに実を実らせていました。

 こぐわっ子にとって、楽しい夏休みが終わり、今日から2学期。始業式で、こんな話をしました。

 何の写真でしょう?

                  ↓

                  ↓

です。

 この後、彼は、きゅっと口を結び、弟の火葬をじっと見つめ、やがてどこかへ消えていったそうです。

なぜこんなことがあったのでしょうか。

戦争の悲惨さは、言葉では言い尽くせないことは、誰しもが知っている。なのになぜ、

戦争は、終わらないのでしょうか。このすばらしい文明が咲き誇っている今。

 本当は、今日体育館で全校生に問いたかったことです。残念ながら、リモートになってしまったので、こぐわっ子の意見を聞くことはできませんでした。そして、次の話をしました。

 この夏、初めてこの方の事を知りました。アンネ・フランク(アンネの日記の作者)と同じようにずっとナチスドイツから逃れ続け、生き残った方です。家族は殺され、隠れている間もきっと生きた心地はしなかったことでしょう。アーロンさんの言葉を紹介します。

訳すと次のようなことでしょうか。

 しかし、今も戦争は続いています。心が痛いです。アーロンさんの次の言葉をご覧ください。

 ああ、そうか。この言葉を紹介してただいた時に、今すぐ私たちにできることがあるのだ!そう思いました。また、8月6日に、広島市長の松井さんが、次のように述べました。

 ああ、そうか。教室で、体育館で、グラウンドでもできることがある。

 そう、7月にこぐわっ子が書いたこの言葉を実現すればよいのです。自分も他の人も幸せでいること。ちくちく言葉を使わない、ふわふわ言葉でいっぱいにする。みんなできることです。

 一人ひとりの花を、より美しくしよう。より濃くしよう。毎日を、こぐわっ子みんなが楽しく明るく精いっぱい過ごす!

 蚕桑小学校の平和宣言。

 目の前の子ども誰一人、悲しい思いをさせたくない、そう思います。

 


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